TFKトピックス7月号をお届けします!
梅雨明けを迎え、いよいよ本格的な夏のシーズンが到来しました。
夏の代表的な花と言えばひまわりです。
今回は、ひまわりの豆知識を添えて、TFKトピックス7月号をお届けしたいと思います。
🌻種類も大きさもさまざま
ひまわりはキク科ヒマワリ属の一年草で100を超える種類があり、高さは30cmくらいから3mくらいのものまで様々です。一般的な一重(ひとえ)咲きのほかにも、たくさんの花びらがついた八重(やえ)咲きもあります。
🌻ひまわりの歴史
歴史は古く、紀元前1500年ごろから栽培されていました。原産地は北アメリカで、当時の先住民は種を食用や医療用、染料などに使用したとされています。16世紀ごろにスペインをはじめとするヨーロッパ各地へ広まり、やがてロシアや中国に伝わりました。
🌻サンフラワーオイル(ひまわり油)
ひまわりの種を原料にしたオイルは「サンフラワーオイル(ひまわり油)」と呼ばれていますが、豊富なビタミンEとあっさりとした味わいが特徴です。また保湿効果があるとされ、マッサージオイルなどにも用いられています。
🌻ひまわりの日
ところで、皆さんは7月14日が「ひまわりの日」だということをご存じでしょうか。
なぜ「ひまわりの日」なのかというと、1977年7月14日に日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」がアメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げられたことが由来となっています。
さて、夏もいよいよ本番です。体調に気を付けて過ごしていきましょう!
SPECIAL TOPIC①
【個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直しに係る検討の中間整理案】について
個人情報保護法は、3年ごとに改正が行われています。
個人情報の保護に関する国際的動向、情報通信技術の進展、それに伴う個人情報を活用した新たな産業の創出及び発展の状況、現行法の施行状況などを考慮して、具体的な検討を行っているのです。
そのような中、先日個人情報保護委員会から改正に向けた中間整理案=【個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直しに係る検討の中間整理案】が発表されました。
また、同年7月29日までパブリック・コメントを募集し、そこで寄せられた意見を踏まえ、最終的とりまとめを行う予定とされています。
ボリュームのある内容となりますので、2か月にわたり前編と後編に分け、ポイントを整理していきます。皆で考えるきっかけとなれば幸いです。
☞ポイント❶ 個人情報等の適正な取扱いについて
生体データ:
生体データにおいては、現行法上、生体データ取扱いについて着目した特別の規律はありません。
今後は、生体データの取扱いに関する一定の事項(目的や活用するプロジェクトなど)を本人に対し明示すること、本人による利用停止を柔軟に可能にすることが検討されています。
不適正利用・適正取得に関する規律:
これまでに問題とされた事例等を踏まえて、適用される範囲等の具体化・類型化を図ることが検討されています。
個人情報の提供について、自らの自律的な意思による選択が期待できない場合や、個人関連情報の取扱いについて、プライバシー等が侵害されると考えられる場合についても、検討の対象とされています。
===============================================
☞ポイント❷ 第三者提供規制について
オプトアウト届出事業者が個人データを提供する際、一定の場合において、確認義務の厳格化及び透明性を確保する義務を課すことが検討されています。
===============================================
☞ポイント❸ こどもの個人情報について
現行法では、こどもの個人情報の取扱いに関する規定は基本的にありません。
こどもの年齢基準については「16歳未満」とし、以下の内容で検討されています。
●本人同意の取得が必要とされている場面や本人通知を必要とする場面において、法定代理人の同意を取得したり、法定代理人に情報提供すべきことを法令の規定上明文化すること
●利用停止等請求権を他の保有個人データ以上に柔軟にすること
●安全管理措置義務を強化すること
●事業者への責務規定を設けること
===============================================
☞ポイント❹ 団体による差止請求制度及び被害回復制度について
個人情報保護法に反した個人情報の取扱いに対する抑止力を強化し、本人に生じた被害の回復の実効性を高めるという観点から、導入の必要性を含め多角的な検討が進められています。
●団体による差止請求制度については、様々な課題が指摘されているものの、個人情報保護法に違反する不当な行為を対象行為とすることを検討。
●団体による被害回復制度については、差止請求制度よりも課題があると考えられるため、更に慎重に検討。
===============================================
【個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直しに係る検討の中間整理案】については、引き続き8月号でもお送りします。また、パブリックコメントについても、ご興味のある方は下記ページをご参照ください。⇒意見募集について
SPECIAL TOPIC②
セキュリティインシデントNEWS ~ウェブスキミングによる漏えい事例~
スペシャルトピックス①で取り扱った【個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直しに係る検討の中間整理案】内で、こどもの個人情報についての記載がありました。
主にSNSや動画プラットフォームにおけるこどもの個人情報の取扱いが問題となった事例が急激に増えてきていることから、検討が進められています。
そこで、今回はSNS利用と絡めたセキュリティインシデントニュースをお届けします。特にお子さんがいらっしゃる方は注意深く読んでみてください。
===============================================
事例:ストーカー被害に発展したケース
アイドル活動をしていた女性がネットにアップした自撮り写真。なんと、その瞳に映っている景色から最寄駅が特定されるという事案が発生しています。そして自宅までストーカー行為を働いた男が2019年に逮捕されました。
動画に映り込んだ景色やアイテムから個人情報や場所を特定することは容易く、個人情報の特定につながります。
============================================================
特にこれからは夏祭りの時期。特に花火の写真には要注意です。
花火が上がる祭りは、検索すれば地域が特定できます。また、自宅近くからの撮影は、花火の角度などで特定が可能です。どうしても撮影をしてSNSにアップしたい場合は、トリミングして周りの建物が一切入り込まないように注意しましょう。
============================================================
今後も、こういった情報を毎月共有しながら、皆さんと一緒にセキュリティ意識を高めていきたいと思います。
取り上げてほしい内容や、題材がご合いましたら、ぜひ以下のフォームよりお送りください!⇒コンタクトフォームへ
セキュリティクイズ
皆さん、お取引の際に見積書や請求書をメールでやり取りしていませんか?
その際、添付データをクリックし、ダウンロードすることがあるかと思いますが・・・それは本当に取引先から届いたものでしょうか。
今回は、【添付データ】をテーマにしたクイズです。まずは動画をご覧ください!
============================================================
ではクイズです。以下のシーンを想定し、対応について〇か×かお答えください。
取引先から請求書を受診した。送信元は担当者の名前だが、文体がいつもと違う気がする・・・
①一旦データを見て判断。怪しいと思ったら、システム担当者へ早急に報告する。
②メイン使いのパソコンで開くのはNG。会社から借りているサブのノートパソコンで確認をしてみる。
③メールだけでは正当性が判断できな為、中身は把握していないが、一旦上長とシステム管理者に報告。
④会社に報告する前に、一旦送信元アドレスへ返信する形で確認メールを送る。
============================================================
クイズの回答は…
①一旦データを見て判断。怪しいと思ったら、システム担当者へ早急に報告する。×
②メイン使いのパソコンで開くのはNG。会社から借りているサブのノートパソコンで確認をしてみる。×
③メールだけでは正当性が判断できない為、中身は把握していないが、一旦上長とシステム管理者に報告。〇
④会社に報告する前に、一旦送信元アドレスへ返信する形で確認メールを送る。×
============================================================
今回の動画は、アニメーションでテンポもよく見やすいですよね!その他のセキュリティインシデントについても触れられています!要チェックです。
以上、TFKトピックス7月号でした♪次回もお楽しみに!